病で臥せっているミン・ジェ(王妃父)を、ハ・リュンが見舞いがてら訪問。
影響力が強くなったミン兄弟が太宗から誤解されるかもしれないと伝えました。
あの賄賂の山は何だ?中宮殿に入り浸るな!手下をぞろぞろ連れ歩くな!と
真面目一徹なミン・ジェが叱りつけますが息子たちは聞く耳を持ちません。
太祖と太宗がやったことは「天の意思」だと二人の師匠が焦って説明すると、
世子(譲寧大君)は大笑いしてお勉強会をさっさとお開きにしちゃいました。
ご多忙な世子様の次の予定は、叔父のミン兄弟と一緒に明の使臣を接待すること。
牛を1000頭連れて行くのはやりすぎですと使臣をまっこうから批判しています。
その後、使臣はチョ・バクに「明に婚期を逃した姫君がいる」と話しました。
太宗が世子の婚礼を都承旨ファン・ヒに任せたと知り、王妃(元敬王后)がムカッ。
もーーーうガマンできないっ!とばかりに大殿に乗り込んで太宗を責めました。
「ほんっとうにお久しぶりですわね~~顔も忘れそうなほどご無沙汰してます!
成人した王子もいるのにいい加減にしてください!王子が何人要るんですか?」。
ここは大殿だからやめろと言われても責め続けて太宗に怒鳴り飛ばされた王妃は、
夫に酒飲ますな!寝坊させるな!と孝嬪キム氏(トクシル)に八つ当たりします。
お勉強をさぼりぎみの世子ですが「聡明さで右に出る者はいない」と師匠たち。
さらに「弓の腕前が神業な点は太祖ゆずり!」と武術のすごさも評判のようです。
そんな世子の婚礼のために、いよいよ嘉礼都監(カレドガム)が設置されました。
ただし当時はまだ揀擇(お妃選び)の手順が制度化されていなかったそうです。
領議政イ・ファ(義安君)は、太上王・太祖に婚礼話の報告に行くことにします。
「オレたちの大事な甥」の結婚話に、もちろんミン兄弟がしゃしゃり出ています。
しとやかで聡明らしいとダントツに評判な世子妃候補は、キム・ハルロの娘。
その対抗馬が、ミン兄弟と対立しているイ・スクポンの娘(前話で登場)でした。
太宗は信頼を寄せている長年の側近イ・スクポンの娘と結婚させたいようですね。
そんなときイ・スクポンが「ミン・ムジル総制が将軍を私兵化している」と警告。
王権を脅かす存在を1ミリたりとも許せない太宗が、顔色を変えて反応します!
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