本来なら首謀者とされる領議政シム・オンの帰国を待って証言をつきあわせますが、
ユ・ジョンヒョンとパク・ウンはそれも待たずに仲間の処分を急ぐとともに、
王妃(昭憲王后)の廃妃を進言しました。(王妃や息子に復讐されたくないので)
上王・太宗は王妃の追放は拒否し、新領議政に再度ユ・ジョンヒョンを任じます。
いためつけられた兵曹判書パク・スプが、無念のままに義禁府の中で逝去。
太宗の即位前から仕えた兵曹参判カン・サンインは官僚や世宗の前で矢に射られ、
シム・ジョンたちは町中で首を切られ、親交のあった者たちは全員島流しに。
帰国途中の領議政シム・オンも捕らえられ、続く悲報に王妃が倒れてしまいます。
無駄足なのを承知で大妃(元敬王后)がシム・オンの救命を太宗に懇願すると、
太宗もさすがに気が咎めるのか目をそらしながら大妃の願いをはねつけました。
太宗が部屋を出ると可哀想な王妃(嫁)が、上王殿を出ると世宗が待っていて、
シム・オンを救ってくださいと続けざまに頼まれるももちろん聞き入れず、
国王は私情に流されず涙を見せるな・・・と君主の心得を世宗に教え諭します。
ちなみにこの一件は、史書にも無実であることが詳しく記されているそうです。
んー、こんなことは珍しいのですが、なぜか王妃の方の演技が少し気になります。
そして王妃つきのパク尚宮が「王と妃」の仁粹大妃付きイム尚宮ですね~。
お若くてお綺麗です。一度くらい大妃とか年食った側室の役も見てみたいです。
父が死なせた人々が放置されていると知った譲寧大君はならず者仲間に弔わせ、
夫人の父の命は私が助けたのだ♪と恩を着せると妓生房へ出かけちゃいました。
シム家を最下層の身分にして財産没収!という王命を下せと太宗が世宗に指示。
「人の道に背くことです!」と嫌がる息子に、「そうだ、でも王ならできるのだ」。
しかしユ・ジョンヒョンやパク・ウンらが求める王妃追放だけは頑なに認めません。
さすがの太宗にも人の心があるのね・・・と思いきや、ちょっぴり違ったようです。
「新しい王妃を迎えたらまた人を殺せというのか?」というのが理由でした。
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