宮殿見学を終えた女商人キム・マンドクは、金剛山を見て、済州島に戻りました。
良家に生まれたものの幼い頃に両親を亡くした彼女は老いた妓生の家に預けられ、
でも妓生にはならずに芸者小屋で雑用をしながら商売を広げていったそうです。
その業績は領議政チェ・ジェゴンによる『樊巌(ボナム)集』に記されているとか。
天主教を締め付けたいシム・ファンジが狙っているのが、羅州(ナジュ)のチョン家。
イ・ブマンの婿で明道会会長のチョン・ヤクチョンが教会を取り仕切っており、
その婿はファン・サヨン、息子はチョルサン、弟は右承旨チョン・ヤギョンでした。
シム・ファンジの指示を、部下であるヤンとチョ・ギュジンが聞いています。
正祖の視力が衰えたため、恵慶宮ホン氏(今回出番多し)がめがねを4つもご用意。
3つめに試着しためがねの度が正祖にぴったりで、また本が読めるようになります。
登場しためがねが思いっきり現代風のめがねだったのが笑えました・・・。
提調尚宮の配慮で出宮した宮女ムン・ヨンイン(ビビアーナ)がユン・ボベを訪問。
うちには来ないでちょうだい!とソナに追い払われると、恩彦君の屋敷を訪ねますが、
恩彦君夫人ソン氏はチュ・ムンモ神父をかくまっていることを隠し通します。
その神父が北京の司教宛に書いた手紙を、ファン・シムという男が届けることに。
そして朝鮮に来て8ヶ月身を潜めていた神父は、いよいよ本格的な布教を始めます。
カン・ワンスクは男装してお供し、置手紙を残して家出したユン・ボベも同行。
道中で偶然ポンニョン僧侶と会い、夫と息子を捨てるのは許さん!と叱られます。
いつまで経っても天主教の勢いが衰えないため、大妃(貞純王后)がお怒り。
領議政チェ・ジェゴンが南人派だからだわ!と王妃(孝懿王后)を呼んで叱ります。
正祖20年のこの頃、天主教と関係が深い南人派は僻派(ピョッパ)に追い詰められ、
攻西派(コンソパ)と信西派(シンソパ)に分裂し統制が取れなくなっていました。
そこで正祖は、チェ・ジェゴンを左議政に降格し、シム・ファンジを右議政に。
このとき79歳になっていたチェ・ジェゴンが正祖に辞職を申し入れていると、
天主教の首謀者を捕えました!と息せき切ってシム・ファンジが入室します。
薬局を営むチェ・ビルゴンです!と報告された正祖は、思いっきり牽制しました。
「その者は背教しただろ?関係ない者をむやみに傷つけるな!ワシが審問する!」。
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