チャンヒビン第94話「王世子は渡さぬ」
拷問にかけられた途端に、禧嬪ママ~!と叫び始めた巫女マンネを、
この根性なしのアホ巫女め!という表情でスクチョン(ヒジェ妻)が見つめます。
痛みには弱いらしいマンネは、ペ~ラペラペラペラと事細かに自白を開始。
門番の手引きは禧嬪がしたのか?と粛宗から問われたスクチョンは、
禧嬪でなく東平君が手引きしたのだと答えました。
ミン・オンリャン(南人派)がキム・チュンテク(西人老論派)を呼び、
お前を弾劾する上奏文を出すぞと警告すると、全く動じず嘲笑するチュンテク。
チュンテクは禧嬪らの悪事がすべて暴かれたことを教えて去ります。
この場面で、私はやっぱりチュンテクを好きになれない!と思いました。なぜ?
禧嬪一人を処分するなら粛宗も悩まない、尚宮も内禁衛も関わっているから
裁くのを躊躇しているのだと主張し、大臣らに王世子救命を願うパク氏(嬪宮母)。
ナム・グマンも、“王世子のために”といつものごとく直訴します。
すると粛宗は、今はグム王子(淑嬪チェ氏の息子)がいるのに
それでも王世子を守る必要があるだろうかと問いかけるのでした。
ヒジェ(禧嬪兄)は牧使の黙認のもと、済州島を出て都へ向かうようです。
王世子を殯殿(びんでん=王妃を祀る部屋)に連れ戻そうと就善堂を訪ねた嬪宮は
怒った禧嬪から叩き出されてしまいました。
粛宗は殯殿を守らない王世子を怒り、連れ戻せ!とチェ宦官に命じます。
けれども禧嬪は、王世子が具合の悪い自分を看病中だと伝言しろと言い、
王世子は渡さない!と怒鳴り返すのでした。
頭に来た粛宗は、就善堂に内禁衛(ネグミ)の兵士を出動させます。
押し入る兵士に、目を充血させて烈火のように泣き叫んで抵抗する禧嬪!
しかしここでさらなる事件が勃発します。
王世子を引き離すまいと禧嬪ががむしゃらに伸ばした手が、
なんと王世子の局部をムギュッ!と掴んでしまい、王世子が気絶するのです。
このせいで景宗(王世子)は世継ぎに恵まれなかったといわれているそうです。
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>禧嬪でなく東平君が手引きしたのだと答えました。
マンネ、やっぱりダメでしたね(笑)。スクチョンの悔しそうな
顔を見ると私も悔しい!そして、手引きしたのが東平君だと
答えるあたり、今までの復讐?このへん、今までの因縁が
すべて悲しい結末を迎え、見ていて面白いですが壮絶です
ね。
>私はやっぱりチュンテクを好きになれない!と
私も思いました!
考えるに、「態度がデカイ」「えらそう」だから?と・・・。
ああ、でもそんな薄いものではなくて、もっと内面に関わる
ものだと思うのですけれど。チュンテクは、逆境でもそうで
なくても、「フン、俺は何でもわかってるぜ!正義は必ず
勝つんだからな!」みたいな、妙な自信?がみなぎっている
ようで、表情にも乏しく、そこがどうも私は苦手な気がします。
>すると粛宗は、今はグム王子(淑嬪チェ氏の息子)がいる
>のに王世子を守る必要があるだろうかと問いかけるので
ここ、怖かったです!さすが粛宗だー(?)。
たんなる問答にしても、怖いですよね。さすがの政治家。
見ながら、「史実どおり、これから世子に冷たくなるのか
しら?あんなにいい人なのに。だとしたらかわいそうだ」
とハラハラしました。
>王世子は渡さない!と怒鳴り返すのでした。
>頭に来た粛宗は、就善堂に内禁衛(ネグミ)の兵士を出動
>王世子の局部をムギュッ!と掴んでしまい、王世子が気絶
ヒビンさすがのド根性ですね。
「女人天下」のキョンビン様も(50話付近)まではすごいド根性
だと思ったけど、ヒビンのヒステリーぶり・怒鳴りぶり・狂気は他
に見たことがありません!
ネグミまで駆り出されて、二人の蜜月時代から、ずいぶんと
変化したものだなあ・・とシミジミ思いました。二人の仲介を
するチェ宦官の苦労が偲ばれます。
局部をつかむシーン、「実録」で読んでいたので、どんなふうに
映像化するか気になっていましたが、そんなに露骨じゃなか
ったですね(って、それじゃ放送できないか)。それほど「局部
がー!!」と叫ぶでもなし、曖昧に処理されたというか。
しかし世子、本当に悲運・・。世子賓と仲が良くていい人なのが
せめてもの救いです。世子賓には世子を支えてほしい!