「大王世宗(テワンセジョン)」が回を重ねるにつれて
迫力のあるお姿が好きになってしまった元敬(ウォンギョン)王后。
あらすじ52話で亡くなってしまいとてもさびしい気分です。
調べてみたところ、元敬王后は11人の子供を生んでいます。
内訳は、大君7人、公主(娘)4人。
ドラマでもそれを示唆するセリフがありましたが
長男として登場していた譲寧大君の前に夭折した王子が3人いたようです。
それにしても10人以上出産って・・・すごいですよね。
太宗は他の側室も子沢山が多くて(孝嬪こそ敬寧君一人ですが)
夭折した子供も含めると40人近く子供がいます。
さて、
元敬王后閔氏は1365年生まれ。本貫は驪興。
驪興閔氏はチャンヒビンのせいで廃位された仁顕王后閔氏の家門でもあります。
また李氏朝鮮末期の王妃も輩出しています。
元敬王后閔氏は太宗より二歳年上で、太宗が王になる前に嫁いでいます。
太宗が王権を握るために彼女とミン家は多大な尽力をしました。
幼い頃の譲寧大君はミン家で育てられたともあります。
親思いの誠寧大君は
幼くして亡くなってしまいましたが
側室宣嬪申氏の最初の息子に同じ名前がつけられているそうです。
王妃になった後は太宗との仲が悪化していきます。
原因は側室問題と王妃の兄弟粛清。
太宗は権力集中を避けるために後宮を多くおこうとしました。
しかし王妃は妊娠した後宮への嫉妬がすごかったそうです。
ドラマでは王妃が孝嬪の息子・敬寧君を殺そうとした事件がありましたが、
「朝鮮王朝史」では太宗が関係した奴婢の子を殺そうとしたとあり、
その罪をかぶって王妃の兄弟が粛清され、
王妃は王子の母ということで廃妃を免れたそうです。
ちなみに
ドラマ最初の頃に粛清されたのが閔無咎(ムグ)&無疾(ムジル)、
中盤のこのあたりで粛清されたのが閔無悔(ムヒュル)&無恤(ムフェ)です。
夫を王位につけるために奔走し、素行の悪い世子に悩み、
たくさんの側室にキリキリし、兄弟は夫に殺され・・・と、
こうして見る限り“穏やかな人生”とは無縁のようなお方です。
55歳で亡くなった元敬王后のお墓は、太宗と並んでいるそうです。
元敬王后役というと、チェ・ミョンギルさんですね!
「女人天下」の文定王后、チョン・インファさんを見て、
「大王世宗」(「龍の涙」でもいいかも)の元敬王后、チェ・ミョンギルさんを見て二人が気に入ったら、
現代劇の「憎くてももう一度」を見てみましょう~!(^・^)
王后二人がぶつかり、ドロドロしたストーリーが…たまりません!
…って、ドロドロが苦手な私には好きにはなれませんでしたけど、面白かったですよ。
私はあのドラマを見て、インファさんも演技は上手いですが、
ミョンギルさんのほうが演技が上手くてすごい気がしました。
…というか、ミョンギルさんは演技の前に“オーラ”というものみたいなものが感じられて、
インファさん以上にすごい人に感じました(笑)
…ところで、ミョンギルさんが結構気になっていて、
「憎くても…」以外、他に出た作品が気になってます。
やっぱりミョンギルさん目的でも「大王世宗」は見るべきでしょうか??(笑)