南人派と富豪の叔父チャン・ヒョンという二つの後ろ盾を失ったオクチョンに、
粛宗が新しい王妃を迎えるという悲しいしらせが追い討ちをかけます。
さて、揀擇(カンテク/王妃選び)についての説明が流れました。
全国の娘(王室・内侍・後家・側室の娘は除く両班の娘)に禁婚令が出され、
初揀擇で30人にしぼられ、再揀擇で5~7人、三揀擇には3人が残り、
その中から選ばれた一人が王妃や世子嬪となるそうです。
その揀擇について、領中枢府事ソン・シヨル、光城府院君キム・マンギ、
清城府院君キム・ソクジュ(王妃従兄)がそろって粛宗に拝謁し、
ミン家の娘(以前の領議政ソン・ジュンギルの孫娘)の素晴らしさを語りまくり、
わずらわしい揀擇はやめましょう!となりました。
ところがミン兄弟は、未熟な娘ゆえ国母にはなれないと断ってきて、
その奥ゆかしさを大妃(明聖王后)はますます気に入っています。
(二度目の断りがきたときはミン・ジョンジュンを呼んで叱りつけてましたけど)
そのミン家の娘は15歳。幼女といってもいい風貌で、とっても真面目な優等生。
礼儀正しく徳がある!と大妃にも尚宮たちにも大好評♪な新王妃ですが、
オクチョンを思う粛宗は大王大妃(荘烈王后)を訪ねて酒を飲むのでした。
ここで朝鮮の早婚の風習についてのプチ知識を大王大妃が教えてくれます。
高麗時代に何百人もの女性を元に送らねばならず、それを避けるためだそうです。
婚礼を終えた夜、新しい王妃・仁顕王后をまったく萌えない目で見つめる粛宗。
お付きのキム尚宮がいち早くそれを察しています。
粛宗がやっと王妃を抱き寄せたので、王妃付きのオ尚宮がホッとしていると、
ねんねんころりよ~♪よい子だ眠りなさい~♪と子守唄が聞こえてきて、ガックシ。
宮殿でそんなコントが繰り広げられているのを知らないオクチョンは、
愛する殿下を失った悲しみのあまり首を吊りました。
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元がらみで早婚とは知りませんでした!そういえば、中国でも、清王朝が成立する直前に「漢族の間で女子がすべて満州族に略奪されると噂がたち、漢族女子は慌てて形式上は結婚した」(許嫁は生まれた時からいたりするから、相手の家へ嫁入りはするも、実質的結婚は先送り)というのがあるので、似てるな~と思いました(^O^)
いよいよ仁顕さま登場ですね♪