<趙光祖(チョ・グァンジョ)と士林派について その5 士林派の系譜>

さて最後に、趙光祖(チョ・グァンジョ、チョ・ガンジョ)が属した
当時の士林派とはどういったものだったのか?について紹介したいと思います。

士林派が政治で活躍しはじめたのは、中宗や燕山君の父・成宗の時代でした。
歴史本によると、「新興官僚群」や「中小地主層」と説明されています。
彼らのルーツは慶尚道出身の学者官僚たちで、
長い間地域で朱子学の啓蒙と指導にあたってきました。
その筆頭は、高麗時代の吉再(きっさい)の教えを継ぐ金宗直(キム・ジョンジク)。
成宗はキム・ジョンジクの思想を慕い、垂簾政治が終わると彼を都へ呼びました。

力を増した士林派は、勲旧派に対立する一大勢力となり、
成宗はその均衡の上に強い王権を築きました。

でも遊び好きな燕山君(成宗息子)からは、口うるさい士林派としてうとましがられ、
勲旧派からある史草の存在を燕山君にバラされたのがきっかけで起こった
戊午士禍甲子士禍で粛清されます。(このページの下のほうにある事件です)
これ以後も中宗時代に己卯士禍、明宗時代に乙巳士禍が起き、
「王と私」や「女人天下」で見たとおり、拷問→流刑→賜薬×大勢!が何回も。
けれども士林派はもれなく復活して政治舞台へ返り咲きます。

なぜなら彼らは“農荘”という広大な私有地を持っており
書院(私設教育機関)を通じて強い人的ネットワークを形成することで、
地域に政治的・経済的基盤をしっかりと築いていたからです。

中宗の後は二人の息子(仁宗・明宗)が王位を継ぎますが、
この時代までは外戚(例:ウォンヒョン)がやりほうだい!の世の中でした。
しかし明宗の後に宣祖(昌嬪孫)が即位すると、外戚時代は終わり、
士林派が政権を掌握します。ついに念願の与党になるわけですねー。
ところがどっこい、今度は士林派内部で争いが勃発。
ついには西人派と東人派に分裂し、朋党争いの時代へと続いていくのです。

コメント

  1. ウネ より:
    はじめまして<(_ _)>

    何時も拝見させて頂き、勉強させて頂いております!!
    ご紹介頂いた本を随時図書館で予約して日々楽しく読み勉強しております。
    私も韓国の歴史ドラマが大好きで特に李氏朝鮮王朝時代に興味があり
    先日も朝鮮王朝実録を図書館で借りて、ドラマ以上の王朝の深さを知りました。
    本当にありがとうございます♪♪

    私も王と私、王の女、女人天下、チャンヒビン、イサン、風の絵師、ファンジニ
    を見ておりますが・・・しっかりとこちらで復習させて頂ける上に
    興味のある方々の事が色々な形で知れ、新たな事も知れて嬉しい限りです。

    私も敬嬪朴氏ことト・ジウォンさんが大好きです☆彡
    とても綺麗な方ですよね!!
    気性が激しい敬嬪朴氏が大好きなんです。
    史実でもその生き方が本当に清廉潔白で大好きなのが昌嬪安氏です。
    彼女は死後に昌嬪に格上げされてますね-真の勝利者ですし。

    今は王と妃、王朝の暁-趙光祖を視聴しております!
    世祖時代からの策士ーハン・ミョンフェも是非見たいと思ってます。
    ナンジョンの夫のイ・ドクファ氏が演じておられますね。
    女人天下でもナンジョンに対しとても優しい旦那さんに感じます!!

  2. うめ子 より:
    Re: はじめまして<(_ _)>

    ウネさま、はじめまして!コメントありがとうございます。
    お名前はパク・ウネちゃんのウネと同じでしょうか~?

    > 何時も拝見させて頂き、勉強させて頂いております!!

    私も女人天下がきっかけで韓流時代劇にはまったばかりなので
    まったく詳しいことはないのですが
    (「本にこう書いてたよ~」とお友達に伝えるレベルで記事書いてます)
    いろいろ知りたいことが出てくると楽しいですよね♪
    李氏朝鮮の歴史はほとんど知らなかったので
    新鮮なことばかりです。(チュリの刑とか:爆!)

    > 私も王と私、王の女、女人天下、チャンヒビン、イサン、風の絵師、ファンジニ

    見ているドラマがかなりかぶっていてうれしいです♪
    次は何を視聴予定ですか~?

    > 私も敬嬪朴氏ことト・ジウォンさんが大好きです☆彡
    > とても綺麗な方ですよね!!
    > 気性が激しい敬嬪朴氏が大好きなんです。

    すっかりトジウォンの「メヤ!?」キャラとして知られてしまいましたが
    敬嬪ってほんとはどんな性格だったのでしょうね。
    実はめちゃくちゃおしとやかでおとなしい性格だったりしたら
    今頃お墓の中で泣いているかも~~(笑

    > 今は王と妃、王朝の暁-趙光祖を視聴しております!
    > 世祖時代からの策士ーハン・ミョンフェも是非見たいと思ってます。

    すごい!見たいなと思っていたものばかりです。
    王と妃はDVDがもう出たんですか?
    私は当面は大王世宗のメモをあらすじ化するのに追われそうですが
    王と妃、見たいです!龍の涙も、チョグァンジョも!!

    またいつでもお寄りくださいね~

  3. ウネ より:
    こんばんは。

    こんばんは\(^o^)/
    ウネはユン・ウネちゃんの大ファンなのでそちらから。
    勿論、チャングムやイ・サンのパク・ウネさんも好きです。
    彼女は現代作品では悪役が多いですが・・・新作はピンクのルージュ主演です。

    私はこちらで拝見させて頂いてから李氏朝鮮の歴史の本を読んでます。
    チュリの刑、分かりますよ・・・

    ハン・ミョンフェ、推奴、名家、済衆院、同伊、
    チャン・ノクス、不滅の不滅の李舜臣を視聴予定です・・・
    今は善徳女王を見ております。

    敬嬪朴氏は中宗の後宮の中でも一番寵愛が深かったそうです。
    性格はかなりきつく権力争いの渦の中心人物だったとある本に書いてありました。
    本来は私も大らかで愛情深い女性だったと思います!!
    福城君への態度を見てると深く感じます。
    よく母とケンカになると「メヤ!?」って言うと「貴方は敬嬪かぁ?」
    中殿の尚宮のオム尚宮とオ尚宮の真似をすると・・・
    母に激似と言われてしまい(苦笑)

    王と妃はDVDは出てないですねっ。宜しければ下に内緒コメ入れますね!!
    実は友達が韓国ドラマを大量に持っているんです。
    その関連で王と妃、全186話をDVDにしてくれたんです。
    私もかなり先ですが龍の涙を狙ってます。
    年内に両親と私とで韓国旅行の予定なんです・・・
    敬嬪朴氏のお墓に行きたいです!
    今は廃妃尹氏が実際は気性の激しさからなのか
    陰謀で廃妃にされたかを調べてます。

  4. うめ子 より:
    Re: 人的ネットワーク

    秘密コメントをくださったHさま、コメントありがとうございます。
    たぶん誤って秘密コメ設定にされたのではないかと思うのですが・・・笑

    そうですそうです!体育会系だなって私も思いました。
    体育会系+学閥みたいな感じ?

    > しかし書院ネットワークを見るたび、朝鮮が「発祥の中国より儒教的」
    > というのを痛感します。

    本家じゃない分、より強固に本家ぽくなろうという感じなのでしょうか?

  5. うめ子 より:
    Re: こんばんは。

    ウネさま、こんにちは~、いらっしゃいませ!

    > ウネはユン・ウネちゃんの大ファンなのでそちらから。

    あ~~!そちらのウネちゃんでしたか!!
    私は「宮」でしか見たことないのですが、すっごくかわいかったですね。
    (捕まっちゃったけど)皇太子役との恋にうるうるしてました。
    Gyao配信が待ちきれなくてレンタルしちゃったのを覚えてます。

    > 今は善徳女王を見ております。

    すごい勢いで視聴されていますね。
    善徳女王はいかがですか?
    これがおすすめ!というのがあればぜひ教えてください。

    > 敬嬪朴氏は中宗の後宮の中でも一番寵愛が深かったそうです。
    > 性格はかなりきつく権力争いの渦の中心人物だったとある本に書いてありました。

    そうなんですね~~
    実録にはそんな性格のことまで言及されていなかったので興味深いです!

    > よく母とケンカになると「メヤ!?」って言うと「貴方は敬嬪かぁ?」
    > 中殿の尚宮のオム尚宮とオ尚宮の真似をすると・・・
    > 母に激似と言われてしまい(苦笑)

    オム尚宮の真似はなんとなくわかるのですが
    オ尚宮の真似って、なにげに難易度高くないですか?(笑

    > 年内に両親と私とで韓国旅行の予定なんです・・・
    > 敬嬪朴氏のお墓に行きたいです!

    え~~~!うらやましいです!
    敬嬪のお墓は私もすごくお参りしたい気分です。
    「死んでン百年後にドラマであんなに楽しませてくれてありがとう」と・・・
    お墓はどこにあるのでしょうか。調べたけどすぐにはわかりませんでした。
    尚州でなくなったはずなのでその近くなのでしょうか。

    それからウネさま、別件コメントありがとうございました!
    教えていただいたアドレスにお返事さしあげました!
    お時間ありますときにお読みくださいませ。
    今後ともよろしくお願いいたします。