「女人天下」人物相関図第二弾は、中宗の妃たちについてまとめてみました。
中宗の第一王妃 端敬王后慎氏お相手はドラマ中ではシン妃(慎妃)と呼ばれている女性です。
シン妃の父シン・スグンは、中宗の異母兄で先代王である燕山君の重臣でした。
「中宗反正」というクーデターにより中宗を王として担ぎ出した功臣たちは
シン氏の父の立場を理由に、中宗の懇願にも関わらず無理矢理廃妃させます。
中宗はこの後2人の妻を迎えることになりますが、
ドラマ中ではこのシン妃のことをずっと愛しく思っていることが伺えます。
これを伝えるのが「チマ岩の伝説」(
「伝説ですから」と一蹴された経験あり)。
愛するシン氏のことを思い出しては彼女の実家のほうを眺めていた中宗のために
シン家の人たちは彼女がよく身に着けていた薄紅のチマを岩に広げ
中宗はそれを見てシン氏への思いをなだめていたそうです。
ドラマではナンジョンがよく行くタンチュ僧侶の山寺に滞在しているようで
よくお祈りをしています。ナンジョンとも顔見知り。
彼女自身が大きな事件を起こしたりすることはないのですが、
子供も後ろ盾もなく簡単に廃位された王妃の象徴として登場します。
結局彼女は70歳まで生きて亡くなりました。
英祖時代に復位されて端敬王后の名を受けました。
中宗の第二王妃 章敬王后尹氏中宗の2回目の結婚のお相手は、判府事大監(ユン・イム)の妹。
7歳で母親を亡くし、外従母である月山大君(中宗叔父)夫人に養育されます。
(月山大君って誰?という方は詳しくは
この記事をごらんください)
おとなしく控えめな女性として描かれており、
中宗は敬嬪のトリコだったようですが
「正室としてふさわしいのは誰か」という視点で大妃が選びました。
女の子を一人生んだ後(灼鼠之変で登場する孝惠公主)
念願の大君を生み、すぐに亡くなります。
この大君がドラマ中の「元子」「王世子」です。
懐妊中に敬嬪が差し入れした「松の実粥」で体調を崩したエピソードは
ドラマ中で後々まで登場します。
中宗の第三王妃 文定王后尹氏ナンジョンがまとわりついている王妃(ユン妃)にあたります。
二人目の妃が生んだ元子を守る立場の王妃として
判府事大監が親戚(ユン氏一族)の中から選んだ女性。
ドラマでは、最初は忠実に自分の使命をこなす王妃でしたが、
公主(娘)ばかり4人生み続けたことや実家の勢力もないことから
えらく肩身の狭い思いをしたようで、その後は天下をとることに目覚め、
悪いことはぜーんぶナンジョンがやり、
王妃はいつも正論を言ったり迫力で相手を煙に巻いたり感動させたりと
とにかく美しくも恐ろしい王妃様でございました。
中宗の後は、仁宗(元子)→明宗(王妃の息子)と王が変遷しますが、
王妃は明宗の母として垂簾政治を行い(女が簾の向こうから政治に口を出す)
絶大な権力を振るい、朝鮮史上では悪名高い女性として知られているようです。
その虐政ぶりには息子の明宗でさえもついていけず、死を待つだけだったとか。
「チャングムの誓い」でチャングムを庇護する王妃もこの人。
元子を殺してくれないかとチャングムに依頼したこともありましたね。
「ファンジニ」で、「王が王妃を疎んじているのは公然の事実」と
いうようなセリフがありましたが、これもこの王妃のことなのでしょうか?
それにしては5人も子供を生んでいるんですよねえ。
>灼鼠之変で登場する孝惠公主
この、「外従母」、最初はなんだかわからなくて{??」となっていました。
王子時代の中宗正妃に選ばれたのは(大妃の選抜もあったろうけど)
月山夫人絡みのバックグラウンドも関係したのでしょうか?なんて。
この方、女人天下ではやたらとお寺にいる人だな・・(当たり前)と思い、
世捨て人かと思ったら、娘さんがのちのち登場するんですね!すごく
楽しみです!!
>それにしては5人も子供を生んでいるんですよねえ
私も思いました!最後に息子をえてから、豹変したのでしょうか?
こんなに多産な王妃様、あまりいらっしゃいませんよね。
人というのもすごいめぐり合わせだと思いますが・・
>とにかく美しくも恐ろしい王妃様でございました
100話で滞留してしまっている私ですが、ぜひ、権謀をよりめぐらす
王妃様を見たいですー!
コメントで話題にもなった「明成皇后」をちょこっと見ましたが、女人
天下の文定王后さまと通じるつおーい女性像で、「か、かっこいい・・」
と思ってしまいました。
関東軍に殺され遺体を燃やされるところは涙涙・・・(><)
娘つづけて4